マウスピースが浮く!考えられる原因と自分でできる対処法|これって大丈夫?

トラブル対処法

「新しいマウスピースに交換したら、なんだか歯にフィットしていない…」 「奥歯や前歯の一部が、パカパカと浮いている感じがする…」

マウスピース矯正を始めたばかりの方や、新しいステージのマウスピースに進んだ方が、一度は経験するであろうこの「浮き」の現象。 「これって、ちゃんと治療が進んでいるの?」「このまま使い続けても大丈夫?」と、不安になってしまいますよね。

その「浮き」、実は治療が順調に進んでいるサインかもしれません。しかし、中には注意が必要なサインである場合も。

この記事では、マウスピースが浮く原因を正しく見極め、自分でできる対処法からクリニックに相談すべきケースまで、あなたの不安を解消するための完全ガイドをお届けします。


 

1. まずはセルフチェック!その「浮き」、問題ない?それとも注意が必要?

 

一口に「浮き」と言っても、実は心配のいらない「良い浮き」と、対処が必要な「悪い浮き」があります。

 

〇 様子を見てOKな浮き(計画通りのズレ)

 

  • 新しいマウスピースに交換した直後である
  • 歯とマウスピースの間に1~2mm程度の隙間がある
  • アライナーチューイー(後述)を噛むと、しっかりフィットする

これは、これから動かす予定の歯のゴール地点に合わせてマウスピースが作られているために生じる、計画通りの「ズレ(スペース)」です。数日間かけて歯が動いていくことで、この浮きは自然に解消されていきます。

 

△ 注意が必要な浮き(計画とのズレ)

 

  • 交換してから3~4日以上経っても、浮きが改善しない
  • 明らかに3mm以上浮いていて、指で押すとパカパカする
  • アライナーチューイーを噛んでも、全くフィットする感じがしない
  • 痛みや違和感が非常に強い

このような浮きは、歯が計画通りに動いていない可能性を示唆しており、何らかの対処が必要です。


 

2. なぜマウスピースは浮くの?考えられる5つの原因

 

注意が必要な「浮き」は、なぜ起こってしまうのでしょうか。主な原因を見ていきましょう。

原因 内容
【最頻出】装着時間の不足 1日20~22時間という規定の装着時間を守れていないと、歯が計画通りに動かず、次のマウスピースとのズレが大きくなってしまいます。これが浮きの最も多い原因です。
チューイーの使用不足 ただ装着するだけでなく、補助器具である「アライナーチューイー」をしっかり噛んでマウスピースを歯に密着させないと、微妙なズレが積み重なり、浮きの原因になります。
マウスピースの変形・破損 ・装着したまま熱い飲み物を飲む ・熱湯で洗浄する ・外す際に無理な力を加える などでマウスピースが変形・破損すると、正しくフィットしなくなります。
歯が計画通りに動いていない 装着時間などを守っていても、歯の動きには個人差があるため、稀に計画通りに歯が動かないことがあります。
アタッチメントの脱落 歯を精密に動かすための「アタッチメント」が外れてしまうと、その部分のフィット感が失われ、浮きの原因になることがあります。

 

3. 【自分でできる】マウスピースの浮きを解消する3つの応急処置

 

「もしかして、注意が必要な浮きかも…」と感じたら、まずは以下の3つの対処法を試してみてください。

 

対処法1:「アライナーチューイー」を正しく使う

 

アライナーチューイーは、マウスピースを歯にしっかりフィットさせるためのシリコン製のロールです。ただ装着するだけでなく、以下の手順でチューイーを使いましょう。

  1. マウスピースを装着し、チューイーを口に入れる。
  2. 前歯から奥歯へ、全ての歯で均等に、数秒ずつ噛んでいく。
  3. 特に浮きが気になる部分を、重点的に1分以上噛み込む。
  4. これを1日に数回(特に装着時)繰り返す。

これを徹底するだけで、浮きが劇的に改善されるケースは非常に多いです。

 

対処法2:装着時間を死守する!

 

改めて、ご自身の1日の装着時間を見直してみましょう。食事や歯磨きの時間を除き、最低でも22時間は装着できているかを確認してください。「少しだけなら…」という油断が、治療の遅れに直結します。

 

対処法3:一つ前のマウスピースに戻す(※必ず医師に相談の上で!)

 

これは自己判断で行ってはいけません。 新しいマウスピースがどうしても痛い、明らかにフィットしないと感じた場合は、まずクリニックに電話で連絡し、状況を説明してください。 歯科医師の指示があった場合に限り、一つ前のマウスピースに戻して歯の状態が安定するのを待つことがあります。勝手に戻すと治療計画に影響が出るため、必ず指示を仰ぎましょう。


 

4. すぐにクリニックへ!歯科医院に連絡すべきサイン

 

以下の症状が見られる場合は、自己判断で様子を見ずに、速やかにかかりつけの歯科医院に連絡してください。

  • 上記の対処法を2~3日試しても、浮きが全く改善しない
  • マウスピースに、目に見える亀裂や割れ、変形がある
  • 我慢できないほどの強い痛みが続く
  • 歯に付けていたアタッチメントが外れてしまった

 

5. あなたの「矯正ライフ」をサポートする厳選アイテム

矯正治療中はもちろん、治療後も美しい歯並びと健康な口元を維持するために、ぜひ検討してほしい関連商品をご紹介します。

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まとめ

 

マウスピースの浮きは、多くの人が経験する「矯正あるある」の一つです。 浮きを感じたら、まずは慌てずに**「良い浮き」か「悪い浮き」かを見極め、チューイーの使用と装着時間の徹底**を試みましょう。 それでも不安が解消されない、状況が改善しない場合は、遠慮なく専門家である歯科医師を頼ってください。早期の相談が、治療をスムーズに進めるための最良の解決策です。 正しい対処で、快適なマウスピース矯正生活を送りましょう!


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